ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.1.14 21:28日々の出来事

常識があれば思想だってできる

門下生のカレーせんべいとちぇぶの対談動画を聴きながら
『おぼっちゃまくん』のシナリオを考えていたのだけれど、
若い頃は現場で自分の居場所を確保するだけで精いっぱい
だったし、30代、40代になってようやく余裕が出てきた
から、「ゴー宣道場」に関わる時間がとれていると言って
いた。

新聞や本だって読む時間なんかほとんどなく、それこそ
『ゴーマニズム宣言』とライジングだけで、時事問題を知り、
なおかつその解釈や考え方を学んでいると言っていた。

生活者はそういうものだろう。
わしは、そういう生活者のために描いている。
なぜなら「常識」があれば大丈夫だという自信を、
生活者に持たせたいからだ。
「常識」さえあれば、思想だって出来る!
わしはそういう考えで『ゴー宣』を描くし、「ゴー宣道場」
をやっているし、『小林よしのりライジング』を配信して
いる。

だから『小林よしのりライジング』も価格を特に安く
抑えているし、「ゴー宣道場」も会場費のみの入場料に
抑えている。
思想オタクより、生活者が集うから、政治家もリアルな
生活者の前で話すことになり、反応までアンケートで、
バンバン返って来て知ることができる。
相当、貴重な場になると、わしは思っている。

まず「常識」だ!これが一番大事だ!
それから「知識」だ。
最後に「情報」だ。
これがわしの価値の順列である。
「常識」さえあれば、思想だって出来る!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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